赤ら顔
酒さ(赤ら顔、酒さ様皮膚炎)について
緊張する場面でないにも関わらず、顔全体や頬を中心として赤くなっている「赤ら顔」。他人からみたら、それほど気にならない赤ら顔ですが、本人は気になる部分ですよね。赤ら顔の原因はなんでしょうか。まず原因として考えられるのは、ニキビによる炎症期間が長かったことやステロイドの長期使用、寒冷地に居住しているために受けた温度差などがあります。
その他、長年にわたる遺伝、老化などもあり、生まれつきといった方もいます。このような場合、長期間にわたり、毛細血管が拡張している場合も赤ら顔になってしまうのです。
赤ら顔も先進医療の手をかりれば、治すことが可能です。茨城県鹿嶋市の松永皮フ科クリニックでは、VビームIIとレザーピーリングの使用で対応できます。ただし、気をつけないといけないのは、何らかの病気が原因である場合です。痒みや火照り、ヒリヒリ感がある場合はかぶれや酒さという疾患が考えられます。この場合は投薬治療が適応となりますので保険診療から受診頂くことをお勧めしています。
酒さ(赤ら顔、酒さ様皮膚炎)の治療法
赤ら顔を治すためには、「VビームII」や「レーザーピーリング」の使用で対応しています。
VビームⅡ
VビームⅡは595nmのロングパルスダイレーザーで赤あざや毛細血管拡張に対し、健康保険の適応があるレーザーです。レーザー光線は8つのサブパルスに分かれて照射されるため、前身のVビームに比べ紫斑や色素沈着が出にくいのが特徴です。
線状の毛細血管拡張がある場合は医師が高出力で部分照射をします。侵襲が強いので絆創膏を1週間貼付して頂くこともあります。症状が高度な場合は3ヶ月空けて再照射します。この場合、健康保険の適応があり、3割負担で1回8,000円~となります。
明らかな毛細血管拡張がない場合は低出力で全顔に照射するVビームフェイシャルを行います。こちらは看護師がおこなう美容目的の自費診療となりますが、くすみや肌質改善効果も期待できる施術となっています。
症状に応じて保険適応となりますので、受診時は保険証を必ずお持ちください
Vビームの仕組み
明らかな毛細血管拡張がない場合は自費診療の「Vビームフェイシャル」を行います。これは看護師が低出力で広範囲に照射する施術で、肌質改善効果も期待出来ます。
回数については、肌の赤みの状態によって個人差があります。表層部に限定した薄い赤みでしたら、1回でも改善しますが、たいていは3回程度の照射が必要です。より深い赤ら顔でお悩みの方は、やや回数が必要となります。レーザー照射後、すぐに効果が表れます。高出力で行う施術では色素沈着がおこることもありますが、しばらくすると落ち着きます。
「レーザーピーリング」は赤ら顔の中でもオレンジピール状に毛穴が開いている方やニキビ肌の方にお勧めです。温度差ですぐに頬が赤くなってしまったり、紫外線が強くなる時期に増悪し、ほてりや痒みを伴う赤ら顔を酒さと言いますが、皮脂の分泌が活発な方は酒さになりやすい傾向にあります。
前述のように痒みや火照り、ヒリヒリ感などの自覚症状は内服薬や外用薬で一時的に鎮静化することもできますが肌質の問題もあり繰り返してしまうことが多いのが現状です。レーザーピーリングで用いるロングパルスヤグレーザーは皮脂の分泌を抑える効果があり、毛穴のケアとともに赤ら顔の改善が期待できます。肌深部の細胞にもアプローチしてくれるため肌質改善につながります。
- VビームⅡ
- VビームⅡは595nmのロングパルスダイレーザーで赤あざや毛細血管拡張に対し、健康保険の適応があるレーザーです。レーザー光線は8つのサブパルスに分かれて照射されるため、前身のVビームに比べ紫斑や色素沈着が出にくいのが特徴です。
線状の毛細血管拡張がある場合は医師が高出力で部分照射をします。侵襲が強いので絆創膏を1週間貼付して頂くこともあります。症状が高度な場合は3ヶ月空けて再照射します。この場合、健康保険の適応があり、3割負担で1回7,000円~となります。
明らかな毛細血管拡張がない場合は低出力で全顔に照射するVビームフェイシャルを行います。こちらは看護師がおこなう美容目的の自費診療となりますが、くすみや肌質改善効果も期待できる施術となっています。
治療名 | Vビームフェイシャル |
治療内容 | 血管に作用する色素レーザーを使用し、血管腫・毛細血管拡張症を改善します。 |
機器名 | VビームⅡ |
副作用・リスク | 赤み、火照り、むくみ、やけどなど |
治療頻度 | 1か月に1回、合計3~5回の施術が必要 |
平均的な費用 | 49,500~92,400円(範囲によって変動いたします。) |
※万が一、火傷が発生した場合はすぐに医師が対応いたします。
Vビームフェイシャル(自由診療)
1回 | 3回 | 6回 | |
---|---|---|---|
全顔 | 18,000円(税込19,800円) | 45,000円(税込49,500円 | 84,000円(税込92,400円) |
Vビームフェイシャル(保険診療)
範囲 | 目安 | 3割負担の料金 |
---|---|---|
10cm2未満 | – | 8136円 |
30cm2以上40cm2未満 | 鼻 | 12,636円 |
90cm2以上100cm2未満 | 両頬 | 21636円 |
130cm2以上140cm2未満 | 全顔 | 27636円 |
VビームショットとVビームフェイシャルの違い
Vビームショット | Vビームフェイシャル | |
---|---|---|
施術者 | 医師 | 看護師 |
症状 | 毛細血管拡張 | 赤ら顔 |
保険適応 | あり | なし |
照射範囲 | 部分照射 | 全顔 |
出力 | 強 | 弱 |
絆創膏 | 時に必要 | 不要 |
美肌効果 | なし | あり |
- レーザーピーリング
- 1064nmのロングパルスダイレーザーはニキビやニキビ痕の赤みに効果があります。皮脂の分泌も抑えますので、毛穴が気になる方にもお勧めです。
痛み、ダウンタイムは全くなく皮膚深部に温かい熱間を感じる位で、痛みに弱い方でも安心して受けて頂くことが出来ます。
治療名 | レーザーピーリング |
治療内容 | ロングパルスYAGレーザーを照射し、ニキビやニキビ跡の赤み等を改善します。 |
機器名 | スペクトラ |
副作用・リスク | 色素沈着、水疱、内出血など |
治療頻度 | 1か月に1回 5回 |
平均的な費用 | 5回 93,500円 |
※個人の肌質、遮光の有無により治療、結果は異なります。
※万が一、火傷が発生した場合はすぐに医師が対応いたします。
部位 | 1回 | 5回 | 10回 |
---|---|---|---|
全顔 | 11,000円(税込12,100円) | 49,000円(53,900円) | 85,000円(税込93,500円) |
施術の流れ
1、カウンセリング
- 医師が肌の状態、肌にトラブルがないかを診察させていただきます。
その後、女性スタッフによるカウンセリングで、詳しく患者様のご不安・ご要望などをお伺いし、赤ら顔に対応したレーザーのご案内をさせていただきます。
2、クレンジングまたは洗顔
- 照射部位を中心として化粧を落とします。
ファンデーションやラメが反応してしまうため、入念に落としてください。
3、テスト照射
- レーザーをテスト照射します。
4、照射
- 赤ら顔が気になる部分にレーザー照射します。
5、クーリング
- レーザ照射が終わったらお肌の状態をチェックし、クーリングをして、お肌の痛み・赤みを抑えます。
6、アフターフォロー
- クーリングで痛み・赤みが引かない場合は、医療機関でしか使用できない強めの軟膏を塗布し炎症をしっかり抑えます。 また、ホームケアのアドバイスもさせていただきます。
ご予約はこちら
Vビームご希望の方はまずは保険予約をお取りください。
よくある質問
患者様から良くいただくご質問を順次掲載してまいります
- Q.酒さ(赤ら顔、酒さ様皮膚炎)のレーザー治療は痛いですか?
- Vビームフェイシャルやレーザーピーリングなどをお勧めしています。Vビームでは軽くたたかれたような刺激を感じますが麻酔は不要です。レーザーピーリングは温感がありますが痛みは全くありません。
- Q.酒さ(赤ら顔、酒さ様皮膚炎)のレーザー治療はどれくらい回数をうければよいですか?
- Vビームフェイシャルでは3~6回。レーザーピーリングでは5~10回くらいを受けて頂くことをお勧めしております。
- Q.酒さ(赤ら顔、酒さ様皮膚炎)のレーザー治療はどれくらいの間隔でうければよいですか?
- Vビームフェイシャルは1か月に1度、レーザーピーリングは2~4週間に1度受けて頂くことをお勧めしております。
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