レーザー
ピコレーザー
ピコレーザーで治療できる症状
ピコレーザーは、シミ、肝斑、くすみ、ニキビ跡、毛穴、小じわ、肌質改善の症状に利用します。
(あらゆる悩みがこれ1台で、しかも同日におこなうことができます)
ピコレーザーとは
これまで、シミ治療にはパルス幅がナノ(10-9)秒のQスイッチレーザーが主流でした。これがピコ(10-12)秒にまで短縮されたのがピコレーザーです。
ピコレーザー画像パルス幅とはレーザーを照射し始めてから終わるまでの時間のことです。ほんの一瞬で人の目では判別できない次元のことですが、短ければ短いほど同じエネルギーでも単位時間あたりに加えられる熱量があがるので、ターゲットに対してするどく、しかも周囲への損傷を抑えつつアタックできるといわれています。
200℃の油が一瞬はねるのとお灸で低温やけどしたのとではどちらの方が周囲への損傷が大きいのかを考えるとイメージがつきやすいかもしれません。
このため、熱作用で色素を破壊する従来のレーザーに比べ、炎症後色素沈着を起こしにくいのが特徴です。
ピコシュアと他のピコレーザーとの違い
ピコシュアは755nmの波長を使用するため、他の1064nmのピコレーザーに比べ、メラニン色素に対する吸光度が3倍高いため、低エネルギーでも非常に効果の高い治療ができます。
ピコシュア(PicoSure)はサイノシュア社が開発したレーザーでピコレーザーの中で唯一「シミ」「しわ」「ニキビ跡」「入れ墨(タトゥー)」のすべての分野でアメリカのFDA(日本の厚労省のようなもの)の認可を取得している優れたレーザーです。
特筆すべきは「シミ」だけではない点です。FOCUSレンズというハンドピースを装着することにより表面を傷つけることなくフラクショナル照射が行えるので「シミ」治療と同時に「しわ」「ニキビ跡」などの肌質改善治療も同日におこなえ、これ1台でトータルな若返り治療が可能となっています。
治療の効果
- ピコショット(シミ)
- 従来のQスイッチレーザーでは熱作用で色素を破壊し周囲への損傷も大きかったため、炎症後色素沈着というヤケドの後のシミが数か月続くことがありました。ピコでは周囲への損傷が少ないため、レーザー照射後の赤みや色素沈着が出やすい黄色人種でも安心して照射することが可能となりました。特にこれがほぼ必発する四肢のシミなどにもオススメできる治療です。
皮膚深部に色素が沈殿する入れ墨(タトゥー)や青アザ、茶アザではQスイッチヤグレーザーより色素を細かく粉砕することができ、従来の半分以下の回数で除去することが可能になりました。
炎症後色素沈着は従来より出にくくなりましたが皆無ではないため、施術後2週間はバンソウコウを貼っていただきます。
- ピコトーニング(肝斑・くすみ)
- 従来のQスイッチレーザー(当院ではSPECTRA)によるレーザートーニングでは効果を感じられなかった方には特にオススメです。ピコトーニングは肝斑の改善だけでなく、シミやくすみ、炎症後色素沈着も改善されるので、肌の若返りにも効果的です。
- ピコフラクショナル(肌の若返り・ニキビ跡・毛穴・小じわ)
- ピコシュアではFOCUSレンズを取り付け、フラクショナル治療を行うことができます。
皮膚表面を傷つけず真皮コラーゲンに作用するので、従来のフラクショナルより格段にダウンタイムが短くなりました。
従来4~5日は赤みが残ったり、小さなカサブタができたり日常生活に制限がありましたが、ピコフラクショナルでは、ほぼ24時間で消退するため無理なく施術することが可能になりました。
しかも皮膚内部に直接アタックするので通常のフラクショナルより高い効果が期待できます。
症例写真
- レーザートーニング
※個人の肌質、遮光の有無により治療、結果は異なります。
※万が一、火傷が発生した場合はすぐに医師が対応いたします。
- ピコフラクショナル
※個人の肌質、遮光の有無により治療、結果は異なります。
※万が一、火傷が発生した場合はすぐに医師が対応いたします。
- 入れ墨・タトゥー
※個人の肌質、遮光の有無により治療、結果は異なります。
※万が一、火傷が発生した場合はすぐに医師が対応いたします。
施術の流れ
1、事前/カウンセリング
- 施術前にカウンセリングを受けていただきます。 患者さまが治療を通して、具体的にどのようになりたいかをお聞きします。予算、治療の効果、治療のスケジューリングなど、患者さま一人ひとりのご都合に合い、かつ最も希望に近い治療に向けて行います。その際、不安に思うこと、疑問点なども伺いますので、お気軽にお話しください。
2、当日/施術
- 施術機器を使って、患部に照射します。ゴムではじかれたような痛みは多少ありますが、ニキビ跡用のフラクショナル以外、表面麻酔は通常不要です。
3、当日/施術終了・アフターフォロー
- ピコショットでは少し赤くなりますが、擦ったり、日に当たったりしなければ絆創膏不要です。 ピコトーニングは従来のレーザートーニングより更にマイルドになりましたのでノーダウンタイムで冷却不要です。すぐにお化粧することもできます。 ピコフラクショナルは赤くなりますが、1~2日で落ち着きます。ただし、まれにかゆみが出たり、腫れたり副反応が出る方がいらっしゃいますので万が一生じましたらすぐにご連絡ください。
料金表
- ピコトーニング(肝斑、くすみ)
部位 | 1回 | 5回 | 平日限定10回 |
---|---|---|---|
全顔 | 25,000円(税込27,500円) | 90,000円(税込99,000円) 初回のみモニター80,000円(税込88,000円) | 160,000円(税込176,000円) モニター150,000円(税込165,000円) |
- ピコフラクショナル(肌質改善、小じわ、ニキビ跡)
- 入れ墨(タトゥー)、青あざ、茶あざ
1㎠ | 10,000円/回(税込11,000円) |
---|---|
5㎠まで | 30,000円/回(税込33,000円) |
10㎠まで | 40,000円/回(税込44,000円) |
50㎠まで | 50,000円/回(税込55,000円) |
100㎠まで | 80,000円/回(税込88,000円)(2回目以降税込770,000円/回) |
※タトゥー除去の金額は目安となります。形状によって異なりますので、正しい金額は医師が大きさを測った上でお伝えいたします。
施術時間と治療間隔
- 施術時間
- ピコトーニング30分、ピコフラクショナル30分~1時間程度要します。
- 治療間隔
- ピコトーニングは2週間に1度、ピコフラクショナルは1ヶ月に1度、タトゥーの除去は2ヶ月に1度、数回行います。
- ピコトーニングの留意点
- 肝斑・くすみというのは日々蓄積されていくシミです。治療間隔があき過ぎると効果が出なくなってしまいます。
シミをどんどん薄くうしていきたい治療期は2週に一度、維持期は1~1.5か月に一度照射するのが理想です。
トランサミン内服、外用は日々の蓄積を防いでくれます。可能な限り使用してください。
注意点
ダウンタイムが少ないとはいっても、皮膚に衝撃を与えてシミを取ったり、肌質を改善させる治療です。治療後の肌はとても過敏は状態なのでこすったり、紫外線に暴露したりすることは極力避けてください。
- 痛み
- パチパチとした痛みは多少ありますが、ニキビ痕用のフラクショナル以外は麻酔不要です。(クリーム麻酔ご希望の方は+3,000円(税別)で追加することもできます)
- お化粧
- ピコトーニングは当日から、他の治療は翌日からお化粧が可能です。
- アフターケア
- 露出部では必ず日焼け止めを塗ってください。患部はこすらないように注意してください。